2020/06/19 09:00

どうも!タクヤ院長です!


今日は子宮蓄膿症について、院長の見解をお伝えしたいと思います。


子宮蓄膿症はワンちゃんネコちゃん絶対なるのかと聞かれたら、
そうではないと答えます。
どれくらいの割合で?
わかりません。

高齢のコで見られることが多いですね。
この病気にならないで天寿を全うするコがほとんどです。

子宮蓄膿症はどんな病気か知っておかなければいけませんね。

子宮→子宮に
蓄膿→膿が溜まる
症→ことです。

簡単に言えばそう。

どうして膿が溜まるのか。
成書では、発情が来たあとにホルモンのせいで感染しやすくなるから、とか
説明されるのは、陰部と地面が近いからとか

私も言っていましたよ。
だって、そう習うんだから。

でも、本当にその過程はありなのか?と思うわけです。
ずっと言われてきたことが本当なのかと。

膣を通って子宮に繋がる。
膣って、粘膜ですね。その粘膜って、免疫反応があって、そう簡単に細菌を中には入れない。
体はそうやすやすと細菌の侵入を許したりはしない。

体は素晴らしいんです。

皆さんよくわかっているはず。

犬猫の体も同じ。
そう簡単に入ってもらったら困る。

簡単に入れちゃうのは、セキュリティーが甘くなっている。
どうして甘くなる。警備員がさぼった?
免疫という警備は常に働いている。

働いているのに侵入を許す。
細菌に負けたんです。
負けたから侵入を許した。

負けないようにするには、
しっかりと栄養を体に取り入れて、免疫反応がしっかり出せるようにしないといけないって。

おかし、おやつばかり、加工食品ばかり食べても本当の体作りをしているとは思えない。
動物にも当てはまる。加工食品といえば、手軽な食事ですよね、乾いたやつ。

日々の健康の根幹ができていれば、対応できます。

もう膿が溜まっています。と言う場合は、速やかに手術をしたほうがいい。
体の中に膿。制御できる限界を超えてしまったんですよ。
子宮を摘出するしかないと思います。


クリニックの患者さんで
超音波検査で、子宮内液体貯留が認められたコがいました。
もう体を変えるよう説得しました。
これ使いました。


1か月後には液体貯留はありませんでした。
早期に見つかれば子宮蓄膿症までいかなくて済む。

不妊手術をしていないから、高齢だからではない。

未病の段階で対処していきましょう。