2020/04/24 12:58

どうも!タクヤ院長です!

驚き」という情について、哲学者・九鬼周造が晩年に考えていたこと
しこりが消えたんです。

乳腺のしこりがあったネコちゃん。
3か月ほど前にご相談にクリニックにいらっしゃいました。

動物病院にホテルで預けていたそうです。
帰りに先生の診察をうけて、
「胸からお腹にかけて、ところどころシコリがあります。」
飼い主さんは絶句。
どういうこと?どういうこと?ってちょっとパニックになった。

さらに、先生から
「手術をオススメします、おっぱいの所にしこりがあるとなると、恐らく乳腺腫瘍です。」
「猫の乳腺腫瘍は悪性の割合が高い」
など言われます。
「早い方がいい」と言われたりして。

ショックですよ。急にそんなこと言われても、判断できない。
一旦、話を持ち帰ってきました。

そこで、クリニックに相談に来たわけです。

先生、どうしたらいい?
飼い主さんは手術したいですか?
わかりません。でもできる事ならしたくはないです。

乳腺腫瘍の場合、しこりが広い範囲で認められると第1乳腺~第5乳腺まで、肩あたりから陰部の脇まで、切除することになっています。
シコリは根っこが広がっている場合があるので、広く切除する必要があるのです。

手術の話をします。
余計に悩みます。

クリニックでは腫瘍とは何かを説明して、どうするか落ち着いて選択してもらうようにしています。

腫瘍であっても、何であっても、体を変えなければ今のまま。このコの場合、そのまま様子見ると選択した時に、腫瘍が大きくなるよ、広がるよというレールに乗っかっている。手術を選択したとしても、本質が変わっていなければ、また出てくる。

クリニックは当然、水変えよう、ゼオカル21を勧めます。

水素水をもっているからいいと断られました。残念。
今までこのコには、水道水を与えていたそうです。
まあそこ変えてみましょうか。

それと食事。
ドライフード主体でした。その食べている銘柄、種類をガラッと変えましょう。

後、飼い主さん落ち着いて、冷静に。

久しぶりに来院。
調子は変わらず。
「先生、私、しこり小さくなった気がする。」
「えっ?本当?」

触ってみます。
本当だ、全然ない。注意深く触ると、1か所 3mmのしこりのみ。

この結果、すごいと思いますね。

体も心も変わったんだ。飼い主の精神状態も落ち着いている。
これもいいかもしれない。

ガラッと何かを変える選択をしたことで、違う結果を得られた。
違うレールに乗ることができたんですね。

とりあえず、このままで行きましょう。
シコリが大きくなったら、考えましょう。