2020/04/23 17:17

どうも!タクヤ院長です!


超音波検査について

超音波検査どんな時に役に立つのか?
まず、見れる部位からいきましょう。
心臓◎ 心臓の検査では有用です。立派なエコーでは血流がカラーで表示されたり、心臓の弁の動きが分かったり、心臓の壁の厚さが分かったり。心臓の状態を把握するために必要です。

脳△ 隙間があれば見れます。大泉門が空いているから頭蓋内が見えるとか。
   頭蓋内が見えると、脳室に水が溜まっている評価ができます。

眼◎ 眼球の大きさ、後眼部を画像で見ることができます。後眼部は硝子体や網膜のある部分です。私たちが見えない部分です。
   水晶体の評価を行ったりします。白内障かそうでないのか、判断します。

耳× 見れません
口× よくわかりません。咬まれて機械が壊れる可能性があります。

甲状腺△ 首の所にありますが、描出するには熟練した技術が必要です。

食道× わかりません。

胃◎ 胃内の内容物が入っているかどうかの評価はできます。異物の評価、動きの評価ができます。胃壁の肥厚の評価もできます。

小腸~大腸 ◎ 腸の動き、液体貯留の有無、異物の存在が分かります。

肝臓◎ 肝臓の大きさ、画像の映り方、血管の走行、胆嚢の評価ができます。

脾臓◎ しっかり確認できます。

腎臓◎ 大きさの評価や血流の評価(技術が必要)ができます。結石の有無はハッキリわかります。

膀胱◎ 膀胱炎の評価、膀胱壁の評価、結石の有無、尿貯留、

腹部◎ 液体貯留、腫瘤の存在

骨や関節 診れる先生はいらっしゃいます。たくや院長はできません。人間の整形外科には超音波検査機械がありました。

こう見ると、いろいろな臓器や部位が見れるとわかりますね。
エコーで臓器の状態まではわかりませんが、臓器の大きさ、形などが分かるし、
もし、腫瘍の早期発見が分かるかもしれない。

動物にとって痛くはないので、嫌な思いはしないと思いますね。

これだけで、検査は大丈夫という物はありませんが、侵襲を伴わない、痛い、辛いという検査は
避けたいですよね。