2020/04/20 17:14
どうも!タクヤ院長です!
先日、郵送で書類が送られてきました。
獣医師会の会報かなと思っていたら、【農林水産省】という文字が。
なんか、私したのか?
いやいや、そうではなかった。
農林水産省が、最近、「愛玩動物における抗菌薬の慎重使用普及啓発」をHPで記載しておりました。
送付されてきた文章です。
↓↓↓
抗菌剤が効かない薬剤耐性(AMR:Antimicrobial Resistance)菌による感染症が拡大し、人や動物の医療に影響することが世界的に大きな問題となっています。このような中、世界保健機関(WHO)は平成27年5月に薬剤耐性(AMR)に関するグローバル・アクションプランを採択し対策アクションプランを策定しました。我が国においてもこれに従い、‥‥‥。
おー従っていたんですね。
次進みます。
↓↓↓
抗菌は人医療においてはもちろんのこと、愛玩動物にとっても家畜にとっても獣医療上欠くことができない薬剤です。将来に渡って抗菌薬の効果が維持できるように、薬剤耐性菌の増加を極力抑えなくてはいけません‥‥‥。
このような、啓発は確か、何年か前にもあったはずなんですよね。
でも、状況は変わっていないのかなと思います。
ここに、飼い主さん向けのパンフレットが同封されていて、第一次選択薬、つまり、病気と対面した時に、まず使うことが推奨される薬ってことです。第一次選択薬、第二次選択薬まで書いてあります。
こういった啓発ツールがあっても、現場は変わらないんですよね。
効くから。
だから、使う。
今の、私以外の動物病院の状況はわかりませんが、検査して、この薬使いましょうねという、薬の種類を選択するということはなかった。
昔のやり方というか、先輩獣医にならったことをきちんとやりますから、なかなか自分のやり方を変えるというのは、難しいのが現状かと思います。
コレ効かなかった。じゃあ次。じゃあ次。
と抗生剤を変えられていく。
薬を長期投与すれば、菌は賢くなるようで別な菌が増えることもあるし、薬に対して抵抗性を持つようになります。
長期に飲ませられているのは、危険ですよ。
腸内細菌が相当変化している。
飼い主さんに気をつけてねと言っても、気をつけようがない。
薬を処方するのは、獣医だから。
変わるのかなぁ、んーわかりません。
クリニックでは、農林水産省のツールからすると
第一次選択薬と第二次選択薬の両方持っていますが、なかなか減りません。
理由は、
アクアゼオ商品+食事でしょうね。飼い主さんが非常に頑張ってくれているところもあるんでしょう。
私は、飼い主さんが疲れてしまわないようにほどほどにしてくださいというんですけどね。
この他にもありますが、全部を使えっていう意味ではないです。
適材適所の使い方ですよね。
アクアゼオ商品は、改善できる。
薬剤耐性、抗生剤ずっと使ってきて治らないコ、毛生えます。
飼い主さんも薬がなくて喜んでいる。
こんなことできるものはないですよ。
お困りの方、相談承ります。